最近思うんです。
「サシの入った上等な肉なんてそんなに食えねーよ」って。
バーベキューやっててもあっさりしたほぼ赤身のローストビーフなんかは結構いけるんですけど、お呼ばれした時に出てくる上等なお肉ははっきり言って3切れもあれば十分です。。。歳のせいでしょうかねぇ。
そしてもう一つ。
「魚ってやっぱ美味くね?」
そう、みなさんも肉ばっか焼いてないでたまには魚を食べましょう。
ということで今回は魚のレシピです。
今回はサーモンで紹介していますが、この前釣ってきた真鯛でやったところかなり美味しかったです。
焼いて身の締まらない(かたくなりすぎない)魚が適しています。
それとはじめにご注意いただきたいのが、この調理方法はモクモクと煙が出ちゃいます。ご近所さんの目が気になるような場所での調理はしないようお願いします。
材料
・サーモン…500g程度(皮・骨のないものが好ましい)
・パン粉…40g
・ローズマリー…15cm×2本~3本をみじん切り
・ニンニク…2片程度をみじん切り
・塩…1g
・コショウ…1g(できれば挽きたて)
・粉チーズ…3g
・オリーブオイル…10gと魚に薄く塗る用を少々
・イエローマスタード…10g
・ハチミツ…20g
・レモン…1個
・杉板…1枚(※合板でなく、防腐処理もしていないもの。)
使用グリル
・今回はガスグリル(チャコールでも可能です)
手順
1.杉板を水に浸す(1時間以上)
2.ローズマリーとニンニクをみじん切り
3.ニンニクをレンチン
4.香草パン粉調合
5.ハニーマスタード調合
6.レモンをスライスして板に乗せる
7.グリルを予熱
8.サーモンを板の上にのせてオリーブオイル、ハニーマスタード、香草パン粉の順で塗ったり乗せたり
9.グリルに入れて230度で約20分焼いたら完成
この料理はいわゆる「シダープランクサーモン」というやつなので、調理開始の前に必ず杉板を1時間以上、水に浸しておきます。水の色が変わりますがお気になさらずに。
水に浸すことにより、板を加熱した際に燃えず、煙が出てスモークできるのです。
ちょっと分かりにくいですが、大きなビニール袋に水と杉板を入れています。板の厚さにもよりますが、1時間以上は水に浸したほうが良いです。
杉板を水に1時間程度浸したところで他の作業に取り掛かりましょう。
まずはローズマリーとニンニクをみじん切りにします。
今回は家に植えている生のローズマリーを使用しましたが、ない場合は乾燥ローズマリーでも匂いが出せるはずです。
ローズマリーは丈夫なようで、放ったらかしでも大きく育ってくれます。(木のようになる前に刈り込みましょう)
指で葉っぱだけとり、みじん切りに。枝は硬いので除けておきましょう。先端をつまんで根元の方に指を滑らせると、ほぼ葉っぱだけ取れます。
今回は魚のため加熱時間が短いので、ニンニクはみじん切りにしてレンジでチンします。やや透明感が出る程度で大丈夫です。
生っぽいニンニクのからい感じが好きなんじゃー!って方は、ここでの加熱は不要です。
みじん切りにしたローズマリーとニンニク(加熱後)とパン粉40g、塩1g、コショウ1g、粉チーズ3g、オリーブオイル10gを混ぜ合わせます。これで香草パン粉は出来ました。
続いて接着剤代わりとなるイエローマスタード10gとハチミツ20gを混ぜ合わせます。ハニーマスタード完成です。
外に持っていくときなんかはビニール袋の中で混ぜちゃうと持っていきやすいですよ。
レモンをスライスします。
直接食べるわけではありませんので種は気にしなくても構いません。
1時間以上水に浸した板の上にスライスしたレモンを並べ、その上にサーモンを乗せます。
これでレモンの香りがサーモンに移り、なおかつ板とサーモンがくっつくのを防いでくれます。
ここで杉板について少し。
杉板杉板言ってますが、バーベキューで使用される杉板は本当はウエスタンレッドシダー(Western Red Cedar)というものが使われます(日本語でいうと米杉)。
香りなども違いますのでこだわる方や安心を買いたい方は本格的なものを使ってみましょう。
また、安いから、ということでホームセンターに売っている杉板を買うこともあるかも知れませんが、必ず無塗装の無垢材を使用してください。きれいに見えるものは接着剤や防腐剤が使用されている可能性があります。
食品をのせ、さらに加熱して煙が出ますので加工済みのものは絶対に使用しないでください。
また、衛生的な観点から焼いた杉板の再利用もしないでおきましょう。
少し話がそれましたが、のせたサーモンに薄くオリーブオイルを塗ります。
オリーブオイルを塗ったらハニーマスタードを塗ります。
さらに調合した香草パン粉をペタペタと盛っていきます。
焼く前の姿です。もうなんだか分かりませんね。
短時間&高火力なので今回はガスグリルを使用しました。
ガスグリル予熱後、板ごとグリルにインして蓋を閉めます。
温度は230度で焼き時間20分です。
炭火であれば間接焼きではなく直接焼きです。炭火の上に板が来るようにして板を焦がしてください。
板を入れ少しするとモクモクと結構な煙が出ます!
でも慌てなくて大丈夫です。しっかり水に浸した板がすぐに燃えるということはありません。
20分程度経過したら一度蓋を開けてパン粉の様子を見てください。
こんな感じでこんがり焼けていたら完成です。写真映えを気にする方はローズマリーの枝でも乗せちゃってください。緑色が入るときれいに見えますよ。
ほぼ蒸し焼きのためか身がぱさついておらず柔らかくてサクッとした香草が効いて美味しいです。
肉出して「はぁ、満足…」からの魚とかやっても食べられちゃいますし、「レベル高っ」と思われること間違いなし。色々チャレンジしてみましょう!
いつも楽しく拝見させて頂いています。
自分もQ2200を持っていてベランダバーベキューを楽しんでいます。
杉板ってweberのやつは高いなぁって思っていてなかなかこの手の料理には手が出なかったのですが、分かりやすいレシピに触れて試してみたくなりました。
ちなみに、スキュアの串焼きも「いいか、串うちは肉に始まり肉に終わるんだ」なんて言いながら子供と楽しませて頂きました。(勿論美味しく頂きしまた)
これからも記事のアップを楽しみにしております。
コメントに気付かず申し訳ありません(^^;)
しかもコロナの影響でバーベキューもろくにできておらず、サイトの更新も止まっております…色々と書きたいこともあるんですが。
Weberの杉板、たしかに高いです。使い捨てと考えるとホントもったいなくてなかなか使えたもんじゃないです。それでも見た目や味(香りですが)を考えると、ここぞという時には使いたい一品でもあります。
きれいに洗って再利用されている方もいらっしゃるようで、食中毒等に気をつければそれも可能なような気もしますが、、、私は一応使い捨てとしています。
コメントの串打ち、笑わせていただきましたw
子供と一緒にすると楽しいですよね。子供も「自分が作った!」と思えるのはとてもいいことだと思います。
また、肉の温度管理や危ない器具(火や鋭利な道具)などを大人がちゃんと教えながら使用させるのも、将来役に立つことだと思っています。
サイトはのんびりとした更新になるかと思いますが、お付き合いいただければと思います。
今後もよろしくお願いいたします。
Thank you!!1
You’re very welcome!
はじめまして、WEBER欲しいなぁと思って調べていたらとても面白い記事で楽しませていただきました。
今ガスのQ2000が気になっているのですが、
以前の記事で大きい肉を焼くのとBBQソース塗りたしながらは難しいと書かれていて、揺らぎまくっています。。
アメリカナイズな塊BBQもしたいし、サイズも、手間も・・・・とわがまま気分で悩まされています。
ガスグリルでの大きい塊調理テクが生まれておりましたら是非サイト更新の際に教えてください。
コメントありがとうございます。
Q2000、大きくていいですよ。火力も強く、ピザなんかも2枚同時に焼けます。
ソースは煙が出ちゃうのが問題ですが、ソースを塗る前に表面を焼き、ロースティングラックとシールドを使って間接焼きしながらソースを塗ればクリアできそうな気がします。
(念の為ロースティングシールドの上にアルミホイルを敷いても良いかもしれません。)
ただ、ソースに漬け込んだ肉を焼く場合はどうしようもないのかなぁ…また機会があれば試してみてアップしますね^^