前回、開封するところまでを書きましたので、今回はガスを接続し、実際に使った感じを書こうと思います。
数回使うと違う感想になると思いますので、そのときはまた追記します。

 
まずはLPガスボンベを接続します。

LPガスはお近くのガス配送センター的なところに頼んでレンタルという手もありますが、購入したほうが後々のランニングコストが圧倒的に安いので買っちゃいました。
そんなにバーベキューやらないし、ガスボンベの置き場もないし…という方はレンタルでも良いかと思います。

買ったのは5kgのガスボンベ。5kgというのは中にガスが5kg入りますよ、ということです。
ボンベ自体の重さは7.5kgありますので、充填後は12.5kgとなります(実測は12.45kgでした)。
ガスの残容量は外から見えませんので、重さを測っておおよその残量を知ることができるということです。
ガスの充填はこれまたお近くのガス充填所を探して持っていって充填する必要があります。配送センター的なところに持ち込んでも充填は可能ですが、結局充填所に依頼することになりますので日数がかかったり場合によってはお値段が高くなったりします。
いずれにせよ、自分のお住まいの近くを調べておく必要がありますので見切り発車でガスボンベだけ購入して困ることが無いようご注意ください。
なお、ガスボンベの保管は「火気から2m以上離し直射日光の当たらない40℃以下の風通しの良い平らな場所に保管し、倒れないようにする」必要があります。腐食を防ぐため保管場所の床面に雨水がたまらないようにすることも大事です(雨水がかかるのは問題ないようです)。

さて本体への接続です。

火力調整ノブの横というか裏側にガスを接続する場所があります。
よく見ると数字を書いたシールが張ってあります。シリアルナンバーですね。公式サイトでグリルの登録をする際に必要となりますので外箱を捨ててしまったという方はこのシールを御覧ください。
ここにガスホースを接続するわけですが、ガスボンベにおまけでついていたオレンジ色のホースがどう見ても繋げません…ということでQ2200に付属していた黒いホースを使うことにしました。ホースの長さが足りない、ホースを交換するという方は黒いホースのホースエンド金具を外しても大丈夫そうです。

本体側もホース側もネジ山が切ってあるだけでパッキンのようなものはありません。
そのまま接続しても大丈夫なのかもしれませんが、念のためにシールテープを巻くことにしました。
巻いたあと、モンキーレンチを2個使用してぐっと締め付けます。ちなみにネジが狭い場所ですので台やテーブルの端っこに本体をおいて下から締めないと工具が入りませんw

ホースエンドは赤い線まで確実に

黒いホースの反対側をガスボンベ(正確には調整器)に接続するわけですが、何も付いていません。
こちらにはガスボンベにおまけで付いていたホースエンドを挿します。
グッと奥まで差し込んだあと、ホースに付いていたネジを最後まで締め付けます。

このネジ、どこまで締まるんだよーと思ってたら最後まで締まっちゃいました。この部品の再利用は無理だな…

このネジ部分に再びシールテープを巻き、今度は調整器に接続します。
また隙間が生まれないようモンキーレンチを使ってしっかりつなぎます。

つないだら調整器をガスボンベに接続します。写真を取り忘れましたが、調整器側にはパッキンが付いていましたので、シールテープは巻かずにつなぎます。また、調整器側は手で締められるようになっていますので工具を使わずに手で締め付けます。工具使うと締まりすぎて多分逆に危ないです。

全部つなぐと上の画像ような感じに。説明書によると、この段階でガス漏れがないか一度チェックをする必要がありますので、チェックを行いました。

チェックは簡単。
①本体の火力調整ノブを閉じる。
②ガスホース、調整器などの接続部に薄めの石鹸水を塗る
③ガスタンクをオープンにし、ガスを出す
④接続部がブクブクと泡立たなかったらOK
こんな感じです。もし泡立った場合、泡立った箇所からガスが漏れていますのでもう一度ちゃんと接続し直す必要があります。
当然ですが火気のない場所でチェックをしてください。ガスが漏れたわ引火したわってのじゃ洒落になりません。火気ってのは直接的な火はもちろん、電気機器の使用も含みます。エアコンの室外機なんかでも作動時に火花が起きることがあるようなので、注意してください。
正常に接続できたら石鹸水を水拭き→乾拭きで拭き取ります。
ガスタンクも閉めておきます。

さて、正常に接続できましたので火を入れましょう。

①火力調整ノブを回す前に本体の蓋を開けます。こうしないと中にガスが溜まって爆発する可能性がある、と説明書に書いてます。この段階で火力調整ノブはもちろん全閉位置ですよ。

②次にガスタンクを開け、ホースにガスを流します。

③火力調整ノブを点火位置に合わせ、5秒以内にイグニッションボタンを押して点火させます。5秒をすぎて点火させた場合、これまた爆発する可能性があるそうです。5秒以上点火しなかった場合、ノブもガスタンクも全閉し、本体にたまったガスを出す必要があります。

ここが点火位置(火力全開)

こう何度も爆発爆発と書かれると使用がためらわれますが、落ち着いてやるとそんなに難しいことではありません。

分かりにくいですが正常に点火すると上の写真のようにバーナー全体に青い火がつきます。
半分しか火がついてない…などという場合は、勢いよくフッと息を吹きかけてみてください。すでに付いている火が飛んで、ついていない場所も点火するはずです。(汚れが付着している場合などは掃除が必要)

さて、点火したら今度は予熱です。蓋を閉め、温度計が250℃になるまで待ちましょう。
(時間を計りましたが15分かかりました)

こうやって予熱することで焼き網が蓄熱し、お肉にいい色がつきます。また、初回はともかく2回目以降は衛生的にもちゃんと予熱したほうが良いようです。

本体の掃除も水や洗剤で洗うのではなく、250℃まで加熱し、焼き網などについたものを炭化させブラシで落とすという清掃方法です。

今回はせっかくなのでグリドル(鉄板)を使用して焼きそばを焼きながら鶏もも肉を焼いてみました。
Weberに問い合わせたところ、鉄板の2枚配置も問題ないようです。(ただし間に隙間ができます。)

う、うまい!うますぎるぞぉぉぉ!
美味しさのあまり写真を撮るのを忘れてしまいました。すみません(^^;)

鶏肉は皮がパリパリに焼けてこれだけでも超美味しいw さらに余分な脂が落ちているのに中にはしっかり水分(肉汁)が残っており、フライパンで焼くのとは雲泥の差です。

焼きそばももやしを2袋も入れたにもかかわらずベチャッとなることなく、きれいに焼き上がっています。うーん、これは素晴らしい…
ただグリドル1枚で焼きそば3人分は少し厳しいです(焼いた野菜を一度皿に出して麺を焼いて焼いた野菜を混ぜる、という焼き方をしました)。
はやり火力は正義ですなぁ(謎)

調子に乗って牛肉も焼きました。
肉の後ろに立っているバーベキューソースを塗って焼きます。
が、これがちょっと失敗。

このガスグリル、両側に物を置ける台があって非常に便利なのですが、収納時に台を蓋の中に折りたたんで片付けられるようになっています。
それ故に蓋を閉めても本体と蓋の間に隙間ができる仕様。オリジナルケトルのようにピタッと閉まってしまいません。

なのでソースを塗った肉を置いた途端、ソースが焦げて煙がぁぁぁ!蓋閉めても横から煙がぁぁぁ!
ちょっと考えれば分かることでしたが、ソースを塗って焼くのには向いていないようです。煙が出ても問題ないなら気にしなくても構いませんが。
追加でソースを塗るわけにもいかず、食べるときに結局塩を振りましたw
ソースを塗りながら焼くのはオリジナルケトルに任せます。。。

焼き目はきれいに付きます。(筋切りのため大きな切れ目が入っていますので斜めの線がとぎれとぎれになってますが)
美味しく見せるため、お肉を斜めに置くなど工夫しましょう。
また、続けて肉を焼く場合でも可能な限り予熱の時間を取りましょう。そのほうがきれいに焼き色がつきます。

肉をひっくり返す場合、同じ場所ではなく肉を置いていなかったところにひっくり返すと焼き目がつきやすいです。
下の画像はローストビーフを焼いた時の画像です。完全な塊か筋切りのための大きな切込みが入っていない肉なら、このように美味しそうに焼けますよ。(^^)

斜めにおいて上手に焼き目をつけましょう。

使った感想、というか炭を使うオリジナルケトルとの比較を書くと…

①焼き始めるまでの時間が短いのは助かる。炭に火をつけるより短い時間で調理開始可能なのは素晴らしい

②火力が安定しており、調節も簡単

③グリドル(鉄板)の使用は料理の幅が広がる

間接焼きには向いてない。 ロースティングシールドを使えば間接焼きも可能だが、庫内の最低温度は170℃ほど。大きい肉はオリジナルケトルでゆっくり焼くべき

⑤掃除はたしかに簡単

⑥ランニングコストが安い

まだ1回しか使っていないのでこんな感じです。
複数回使いましたがやはりほぼ同じ感想。
④の間接焼きだけロースティングシールドを使うとまぁ何とか出来ないことはないかな、くらいです。

①はもう言うまでもありませんね。ガスをつないで点火すればあとは蓋を閉めて15分待つだけです。

②もそのままの意味です。ノブ1つで火力調整が可能なので楽ちんです。炭も経験を積むと見た目で温度調整が可能になりますが、そんな手間さえ不要です。また、炭のように途中で勝手に火力が変わるようなこともありません。

③グリドルは楽しいです。今回は焼きそばですが、他にも色々と焼いてみたくなります。最近CMでやってる餃子とかいいなぁ…

④グレート(焼き網)にしてもグリドルにしてもすぐ下に火があるので加熱され続けます。そのため低温で長時間の加熱が必要な大きな肉はオリジナルケトルでゆっくり焼くべきだと感じました。
また、今回のようにソースを塗りながら焼く料理も乗せた瞬間に煙が出ますので不向きでしょう。ただオプションで間接焼きが出来るというロースティングシールドなるものもあるので、そのうち試してみようかと思います。
追記(2019.8.2)
ロースティングシールドを使用すれば間接焼きは可能ですが、庫内の最低温度は170℃程です。ローストビーフも可能ですが、気をつけないと焼けすぎてしまいます。

⑤掃除は洗う必要がないので簡単です。内部を高温にし、残った(網に付いた)ものを炭になるまで焼き切ります。焼いたものはブラシでゴシゴシと底の穴に落とすだけ。ただまぁ油汚れのようなものは蓄積すると思いますので頃合いを見て洗剤を使用する必要はあると思いますが。ブラシでゴシゴシする際には小さい汚れが飛びますので、白い服を着ている方は注意しましょう(エプロン着用推奨)。

⑥ランニングコストですが、使用後ボンベの重さを測ってみたところ12.15kgと300gほどしか減っていませんでした。もちろん使用時間にもよりますが炭でこの火力を出そうと思うとここまで安くは済まないでしょう。(ちなみに5kg充填で2700円でしたので300gで162円。計算あってますよね??)
ということでランニングコストはガスのほうが圧倒的に炭より安いです。なんか分からんがくやしい。

これから主力として働いてもらいますが、オリジナルケトルとの棲み分けはすでに出来ている感じがしました。
今後使用していき、経験がたまったあたりでまた追記したいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!

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