みんな大好き、ナポリピッツァ風の本格ピザです。(ナポリピッツァと呼ぶには色々と規定があるらしい…)
残念ながら今回も写真がありません(^^;)
また今度作ったときに写真を載せますので、それまでは文字のみでお付き合いください…

今回は約23cmピザ8枚分を作ります。
材料は次のとおりです。
①強力粉( カプート サッコロッソ・クオーコ )600g+打ち粉用で100g程度
②水360cc
③塩18g
④ドライイースト1g

⑤カゴメ濃厚あらごしトマト1缶
⑥シュレッドチーズ(できればモッツァレラ)
⑦パルメザンチーズ(よくあるクラフトの緑でOK)
⑧生バジル
⑨1cm角に切ったブロックベーコン
⑩エクストラヴァージンオリーブオイル

①~④がピザ生地、⑤~⑩がトッピングです。
ベーコンはなくても構いませんが、子供が食べるときなどは、あったほうが喜ばれるでしょう。

使用する道具
◆Weber ガスグリル Q2200
◆ロースティングラック ラージサイズ
◆デロンギ ピザストーン角型 2枚
◆ピザピール(先が25cm程度で柄の短いもの)
◆ピザカッター
◆放射温度計

ピザストーンはピザが2枚同時に焼けるように2枚セットしていますが、1枚ずつ焼く場合はストーンも1枚で構いません。

まずはピザ生地を作りますが、一次発酵に40分、二次発酵に6時間ほどかかります。
これも気温が26~27℃の場合ですので、寒いともっと発酵時間がかかります(一次発酵1時間、二次発酵8時間ほど)。
逆に気温が高すぎる場合や約迄に時間がある場合は、二次発酵で2~3時間経過した後にとりあえず冷蔵庫に入れておくと良いです。
少ないイーストで長時間発酵させるのが美味しさの秘訣だそうです。

この時間を考え、焼き始めから逆算して生地をこねる必要があります。
(この日は朝6時半から作成開始しました)

では手順です。なおレシピはピザ職人でありながら美味しいピザをみんなに食べてもらおうと作り方を公開している牧島 昭成シェフのレシピを参考にしています。

大きめのボウルに強力粉600gを粉ふるいにかけ入れます。
ピザは生地が命ですので強力粉でも「 カプート サッコロッソ・クオーコ 」を使用することを強くおすすめします。こんなに違うものなのかと驚くほどとにかく美味しい生地ができます。

600gのうちの少量(大さじ一杯程度)の小麦粉とドライイーストを別の小さな容器で混ぜておきます。

こねる用のボウルに水360ccと塩18gを入れ、手でよく混ぜて塩を溶かします。

塩が溶けたところで先程の小麦粉の半量程度を入れます。
ドロドロですが、手でよーく混ぜます。大きいだまができるようなら指で潰し、ひたすら混ぜましょう。

混ざったところで別の容器で作ったドライイーストの入った小麦粉を入れ、さらに混ぜます。

残っている小麦粉の3分の2ほどをさらに加え、混ぜていきます。このあたりである程度生地にまとまりが出来てますかね?
(なんか硬いんだけど…とか、いや全然まとまらないぞって人は分量間違ってませんか?)

さぁ、ここからが重労働ですよ~。
残った3分の1の小麦粉を打ち粉として加えながらひたすらこねていきます。
こねるのは力仕事です。手首が限界を迎えると思いますが頑張って下さい。美味しいピザが待ってますよ!

こね方のコツですが、生地の外側を中に折りたたむようにしながら、そのときに体重をかけて押しつぶすようにする、です。これを何度も繰り返します。(折りたたむ時、少し空気が入るようにします)

こねているときにボウルに生地がくっつきそうになったら打ち粉をしましょう。くっついてしまった生地は剥がして大きいものに練り込みましょう。

生地の様子を見ながらこねる時間を調整しますが、今回は40分こねこねしました。
生地をつまんで引っ張ってみてブチっと切れず、少し伸びるくらいまでこねます。(何度も言いますが重労働)
バンバンと生地をボウルに打ち付けたりパンチするような感じでこねたりしても構いません。

さて汗だくになって生地が出来上がったら生地を一度ボウルから取り出し、表面がツルンとするように丸くします。いわゆるヘタになる部分は下側に回しておきます。
分量外の打ち粉を先程のボウルにふり、生地を戻します。
その後、清潔なふきんかキッチンペーパーを濡らし絞ったものでボウルにフタをします。隙間ができると生地が乾くので注意しましょう。

ここで一次発酵に入ります。
約30~1時間放置しましょう。表面にツヤが出てきたらいい感じです。ツヤがなくてもふっくらしっとりした感じだとOKです。

一次発酵がおわったら、今度は生地を切り分けます。
生地をボウルから出し、120gの大きさに切り分けます。とはいえ、一発で120gにはなりませんので生地を増減しながら120gにしてください。
120gになったら再びボールのように丸くします。きれいな部分を上に、ヘタの部分は下にします。

120gになった生地は打ち粉をした深めのバットに入れます。
全部入れ終わったらラップをかけ、ところどころにようじ等で穴を開けます。

そして二次発酵。
とりあえず重労働お疲れ様です。

さて、二次発酵が終わったら生地を伸ばして焼いていきましょう。
もし冷蔵庫で生地を保存していた場合、1時間前には出しておき、常温に戻します。

今回作るピザはナポリピッツァ風になりますので、パンのような生地ではなく、サクッとしているのに中はもっちり、そしてピザのふちがふっくら膨れているものです。

ピザのふちの膨らみ(コルニチョーネ)を作るには生地を伸ばす際にコツがいります。

が、生地を伸ばす前にガスグリルを予熱します
ガスグリルにはロースティングラックセットし、その上にデロンギのピザストーンを2枚乗せていますので、予熱は30分程かかります。
ピザストーンの温度が250℃を超えてから生地を伸ばす作業に入りましょう。伸ばしている間に280度以上になるはずです(理想は300℃)。
温度の確認には放射温度計を使用します。

二次発酵が終わった生地を打ち粉をした平らなテーブル等に出します。
(この日はアウトドア用のテーブルにラップを掛けて打ち粉をしました。)

まず、生地中央から外側に向かって指の腹、関節のあたりを使って押し伸ばします。
指先では力が集中してしまうのでうまく伸びません。必ず指の関節のあたりの平らな面をうまく使って中心から外側に伸ばします

生地は空気を沢山含んでいます。その空気を外側に押しやる感じです。
生地を回しながら、まんべんなく中央から外側に、生地が丸くなるように押しやります。
ここで注意するのはふちは押さえつけない、ということです。空気が入っていますので、押さえつけると生地が破れ、ふくらまなくなります。

ある程度平らになったら、次は生地を引き伸ばします。
注意する点は生地を破らないこと。破れてしまうと焼くのが大変です…

伸ばし方ですが、生地中心あたりを左手(左ききの人は右手でOK)で押さえ、ふちの部分の右手でつかんで引っ張って伸ばします。
生地が薄くて破れそうな場所がある場合、そこが伸びないよう押さえながら引っ張ります。

これも生地を回しながら均等に引き伸ばします(ふちの部分だけわざと膨らます、といったことはしません)。
約23cmの大きさに引き伸ばせたら完成です。ここでもふちの部分が破れないよう大切にしましょう。
しっかりと生地がこねられていれば、記事を引っ張っても簡単には破れません。

続いてトッピングです。
まずは濃厚あらごしトマトをスプーンで中心にのせ、塗りながら広げます。ふちの部分には塗りません。

トマトが塗れたらチーズをトッピングします。シュレッドチーズをのせ、パルメザンもふりふり。

ベーコンを乗せ、生バジルをトッピングします。バジルの葉っぱは少し大きいと思いますので、ちぎって乗せましょう。
なお、バジルをちぎるのはピザの上で行います。こうすることでちぎった時にわずかにでるバジルの風味がピザの上に降りかかるのだとか。

すべての具が乗ったところでオリーブオイルをさっとかけます。風味+温度の上昇に役立ちます。

トッピングができたら打ち粉をしたピザピールを使用して予熱の出来たグリルに入れフタをします。
トッピングしたピザ生地を放置しておくと生地が水分を吸ってしまいふにゃふにゃになりますので、トッピング後は早めに焼きましょう
焼くときはグリルもピザストーンも高温になっていますのでやけどにご注意下さい。

3分ほど放置したら、フタを開けて一度中の様子をみます。正確には中というよりはピザの裏面の様子を見ます。
ピザピールを差し込みピザを浮かせ、裏面を見ます。焦げ目が少し付いていたらOKです。
続いて表面の様子を見ます。焼きムラがあるようなら回転させ、むらなく焼きます。しっかり予熱できていれば6~8分程度で焼き上がると思います。
裏面だけ焼けて、表面が焼けていない場合、ガスバーナーで炙るという力技もあります。

最後にもう一度、ちゃんと裏面の所々に焦げ目がついているか確認しておきましょう。

焼き上がったらピザピールですくいお皿に盛り付けます。ピザストーンを使用していますので、表面はカリッとしているのに中はもちっと、が味わえます(^^)

今回は「生地を伸ばしてトッピング」の工程を子どもたちにやってもらいました。穴がいたり形が変わったり…というハプニングがあったものの、とても楽しかったようです。
大人は大変ですが、みんなで楽しめるのもピザのいいところですね!

伸ばすの失敗でハート型にw

また写真載せます~。

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