アメリカンな味のする手羽元のローストです。
手羽元ってどの部分か分かりますかね？鶏の羽の付け根、といいましょうか手羽先と胸肉を繋げる部位、といったところでしょうか。
味的には胸肉ともも肉の間くらいで、適度に歯ごたえがありあっさりしすぎず、脂っぽくなさすぎず、です。
あと特徴として骨がついていますので、かぶりつくと「俺、いま肉食ってます」感がすごく出ます。
材料は次のとおりです。
①手羽元 2kg
②塩 20g程度
③オニオンパウダー 20g
④パプリカパウダー 15g
⑤ガーリックパウダー 2g
⑥コショウ 少々
⑦バーベキューソース 適量
⑧オリーブオイル 適量
レシピは2kgで書いていますが、途中出てくる写真は人数が多かったため4kg(!)です。
使用する道具は次のとおりです。
◆チャコールグリル
◆スモールドリップパン１個
◆ハケ（シリコンブラシ）
◆スモークチップ（ヒッコリー）ひと握り
◆バーベキュー ボルテックス
はい、知らない道具が出てきましたよね？
バーベキューボルテックス、知ってたら相当なツウです。
説明は別記しますが、高温の火力を長時間持たせるもので、グリルを広く使える道具と思っていただいて構いません。
まずは③～⑥の材料を使ってドライラブ（下味用の調味料）を作ります。
オニオンパウダー、パプリカパウダー、ガーリックパウダーを計りながらビニール袋に入れ、シャカシャカ振ります。
コショウは食べる方によって量を調節して下さい。からいのがお好みの場合、カイエンペッパーなどを足しても良いかと思います。
事前に作っておくと外に持っていけるので便利ですよ。（家バーベキュー等でキッチンスケールのある場合は火をおこす間でも構いません）
先にスモークチップを水に浸しておきます。
ビニール袋に水と一緒に入れると簡単です。乾いたスモークチップを火に入れると燃えるだけであまり煙が出ません。
大きめのボウルに手羽元を全て入れます。
手羽元に塩を振り、よく混ぜ全体に行き渡らせたら30～1時間ほど置いておきます。
炭の準備をする前に塩をかければちょうどよい時間になります。
炭の準備をします。
炭に火がついたらボルテックスをグリル中央にセットし、その中に火のついた炭を投入します。
炭の量は火おこし器（大）の8～9分目まで入れます。鶏肉なので温度管理は適当（弱くなければ良い）で大丈夫ですよ。
手羽元の入ったボウルに水分が出ていたら捨てます。キッチンペーパーを使って混ぜると表面の余分な水分を拭き取れます。
水分が拭き取れたらオリーブオイルを手羽元にかけ、全体をコーティングするようにします。熱による乾燥を防ぎ、温度の上昇を助け、ドライラブの付きも良くなります。
オリーブオイルをかけたらドライラブを全体にまぶしていきます。
赤くて辛そうに見えますが、パプリカの色ですので大丈夫です。パプリカは調味というより食欲をそそるための着色の意味合いが大きいそうです。
全体が赤色に染まったらグリルに並べていきましょう。
ボルテックスの上（グリル中央）はすぐ黒焦げになるほどの火力ですので配置しません。
手羽元の細い方（肉があまり付いていない方）を火に向けます。
きれいに円形に並べるとみんな写真を撮ってくれますよｗ
今回は4kgも肉を使用したので57cmのグリルでも乗り切らず、アッパーデッキを使用しました。買っててよかった…
さて、肉をのせたら蓋を閉めますが、その前に最初に水に浸しておいたスモークチップを投入します。
スモークチップの入ったビニール袋の水を捨て、半量ほどのチップを炭の上にのせましょう。燃えてしまい煙が出なくなったら残りの半分も投入です。
水はきれいに切ってしまわなくても大丈夫です。
当然ですが、煙がもくもくと出ますので家の庭では無理だと思います。その場合、スモークはしなくても大丈夫です。
スモークチップを入れたらフタを閉めます。
庫内の温度は200℃程に上がっていますか？180℃以下だとなかなか焼けませんので炭を追加する必要があります。
30～40分ほど経過したら、手羽元の位置を変えます。
上の写真だと手羽元の円が二重になっていますので火に近い方と遠い方をひっくり返しながら入れ替えます。
（数が違うので全部は入れ替えできないと思いますので少し経ったら入れ替えて下さい。）
入れ替えたらまたフタをします。
煙が出なくなっていたら残りのスモークチップを炭の上に投下しましょう。
さらに30～40分ほど経過したらフタを開けて焼け具合を確認します。全体的に乾いているような感じになっているでしょうか？
まだどう見ても生っぽい所があればもう少し待って下さい。
全体的に火が通っていれば、次はバーベキューソースを塗ります。
今回使うのは「ハンツ バーベキューソース オリジナル」です。
このソース、アメリカンっぽく甘かったり酸っぱかったりいろんな味が一度にします。
でも塗るには少し薄いかな？という印象なので、使用の前に少し煮詰めてやります。
スモールドリップパンにソースを入れ、ボルテックスの上に配置。
温まってグツグツとなって少し煮詰まったらハケで肉に塗ります。
肉の両面に塗りますので、片面に塗ったら肉をひっくり返しまた塗ります。
どうしてもソースが下に落ちるので、片付けはやや面倒になりますが…
さぁ、全ての肉の両面にソースを塗ったら再びフタをして10分ほど待ちます。
これで完成です。
食べる時に手も口のまわりも汚れますが、まぁたまにはこういうのもいいでしょう。外で豪快にかぶりついて食べると美味しいですよ。
消して繊細な味ではありませんが、外で食べると美味しいですよ☆